PlaX™

植物由来の
次世代合成繊維

製品を「知る」「作る」

Bioworks社のテクノロジーが生み出した
植物由来の次世代合成繊維
PlaX™(プラックス)を使用した織ネームサンプルです。

PlaX™はサトウキビを原料とするポリ乳酸(PLA)の研究・開発を行うBioworks社の
分子構成技術と植物由来の添加剤によって従来のポリ乳酸の
品質と機能を大幅にアップデートすることで生まれた新素材です。

経糸に再生繊維のベンベルグ、緯糸に植物由来の成分を含むPlaX™を使用した、環境に配慮した織ネームです。

PlaX™を使用した織ネームの魅力

私たちの織ネームは、次世代素材 PlaX™ を使用することで、環境への配慮とデザイン性を兼ね備えた製品を実現しました。PlaX™の特性を活かし、ブランド価値を高める織ネームの魅力をご紹介します。

1.植物由来の素材で環境に優しい

経糸に再生繊維ベンベルグ、緯糸にサトウキビ由来のPlaX™を採用し、完全植物由来を実現しました。廃棄時の環境負荷を低減し、サステナブルな未来を目指します。

2.優れたデザイン性と精緻な表現

極細の糸でも対応可能なPlaX™により、繊細で高密度なデザインを再現できます。ブランドロゴや複雑な模様もクリアに表現し、高級感あふれる仕上がりを実現します。

3.染色の自由度が高い

従来の素材では難しかった濃色染色が可能となり、深みのある色合いや鮮やかなデザインを実現。製品の存在感を一段と引き立てます。

4.幅広い製品への活用が可能

PlaX™を使用した織ネームは、植物由来の素材を活かした製品に適しており、サステナブルな取り組みを重視するブランドや自然にインスパイアされたデザインの一部として活用できます。

PlaX™の特性

植物由来

PlaX™は添加剤含め、植物由来の原料を使用した素材です。
【PlaX™ペレットは、USDA(米国農務省)のバイオプリファードプログラムにおいてバイオベース度99%の認証を取得しております。】
原料となるサトウキビは持続可能な生産背景下で栽培されたサトウキビを使用しています。
これは生産時のエネルギー消費量や水消費量・温室効果ガスの放出に責任を持ち、規制へのコンプライアンス・労働者の権利・継続的かつ安全な現地への食品供給・他のヒューマンファクターなど、生産が地元住民に与える影響にも配慮されています。
またPlaX™ペレットは、USDA(米国農務省)のバイオプリファードプログラムにおいてバイオベース度99%の認証を取得しております。

循環性能

-生分解性

PlaX™は工業用コンポスト環境下において、最終的に水と二酸化炭素へと分解可能な素材特性(生分解性)を備えていますが、PlaX™糸を用いて生地や衣料品へと加工する際に組み合わせる素材の特性によっては、製品時の生分解性訴求ができない場合があります。
素材特性がそのまま製品特性として常に担保される訳ではありませんのでご注意ください。
また廃棄物から同等の素材を再生産する「ケミカルリサイクル」と相性が良く、資源を循環させるクローズドループの実現に向けた研究開発を進めています。

安全性

エコテックス認証

PlaX™の原綿(短繊維)、原糸(長繊維)は、エコテックス®国際共同体が認定した試験機関による1000種類以上の有害化学物質が対象となる分析試験の結果、厳しい基準をクリアした製品のみに与えられる国際的な繊維関連製品の安全性に対する認証「エコテックス®スタンダード100」認証を製品クラスⅠ(乳幼児用製品)として取得済みです。

【認証内容】
認証製品名:PlaX™
認証カテゴリ:ポリ乳酸(PLA)100%原綿(短繊維)、原糸(長繊維)
製品クラス:Annex 6 製品クラス Ⅰ(乳幼児向け製品対象)
認証取得日:2024年10月2日

-CO2削減

PlaX™を利用した製品を製造することで、繊維の製造および廃棄に伴うCO2排出量を削減することができます。ポリエステルと比較すると糸製造時のCO2排出量を41%削減することが可能です。
また、水消費についても綿と比較すると、糸製造時の水使用量を90%削減可能です。

PlaX™とポリエステル
糸1kg製造時のCO2排出量比較

41%削減

PlaX™と綿
糸1kg製造時の水消費量比較

90%削減

算定手法:
ISO14040(2006)およびISO14044(2006)に規定されたLCA手法(ライフサイクルインベントリ)
インベントリデータベース:
LCI データベース IDEA version 2.3、
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門
IDEA ラボ、一般社団法人サステナブル経営推進機構 監修

抗菌・防臭性

PlaX™は、後加工によるものではなく、素材由来の高い抗菌性・防臭性があります。
機能の発現は生地の織り方やどの染料を用いるかで異なりますので、抗菌・防臭効果を謳う場合は、メーカー様にて公的機関等で評価実施頂いた上で表示されますようお願いします。

抗菌効果が実証されている菌種

防臭効果が実証されている成分

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