織ネーム

松川レピヤンの原点

製品を「知る」&「作る」

織ネームとは

織ネーム(織りネーム)とは、ブランド名やロゴを糸で織り出して作る、布製のタグです。
服やバッグ、帽子などに縫い付けて使われ、ネームタグやブランドタグとも呼ばれます。
刺繍ではなく、織物です。

文字や柄は、インクで印刷するのでも、針と糸で刺繍するのでもありません。縦に張った経糸(たていと)と、横に通す緯糸(よこいと)が交わることで布地として織り上げていきます。そのため、洗濯やこすれで消えにくいのが特長です。糸のつやと厚みで、文字や柄に立体感も出ます。

一方で、写真のようななめらかな濃淡は、織りでは表しきれないことがあります。使える色の数にも上限があります(当社では最大12色)。細い線や小さな文字をどこまで表せるかは、織りの密度で変わります(下の「超高密度織」などをご覧ください)。

同じデザインのネームを、3つの密度で織りました。丸の中の拡大で、線の輪郭を見比べてください。

通常密度で織った、当社サンプル「AmBieNT」の織ネーム通常密度で織ったネームの、ロゴの三角マークを拡大した写真。線の輪郭が粗い
通常密度(クラシック)細かい文字には不向きですが、レトロな質感を出せます。
高密度で織った、当社サンプル「AmBieNT」の織ネーム高密度で織ったネームの、ロゴの三角マークを拡大した写真。線の輪郭がなめらか
高密度織(スタンダード)通常密度では表しにくい細かい表現も、繊細に表せます。
超高密度で織った、当社サンプル「AmBieNT」の織ネーム超高密度で織ったネームの、ロゴの三角マークを拡大した写真。線の輪郭がなめらか
超高密度織(プレミアム)極細の糸で織り、繊細な柄や文字まで表せます。

※丸の中は、ロゴの三角マークの部分を拡大したものです(3枚とも同じ倍率)。写真のネームは、当社オリジナルのサンプルです。

松川レピヤンは、越前織の産地・福井県坂井市丸岡町で、1925年に創業しました。レピア織機とシャトル織機を使い分け、アパレルブランドのタグから、個人の方の少ない枚数のご依頼まで、織ネームを作っています。

織ネーム

国内外の有名アパレルメーカーのブランドタグを中心に多数の「織ネーム」を製作しております。
「織ネーム」では難しいとされていた、細かい文字や絵柄も、当社独自の特殊経糸により、表現できるようになりました。
織ネーム老舗メーカーとしての拘りと技術力で、お客様のご要望を形にいたします。

レピア織機・シャトル織機の特徴を生かし、デザインに応じた最適な織り方でお客様にご提案させていただきます。

下記には「織ネームの種類」を掲載しました。
ご不明な点はお気軽にご相談ください。

【 当社製作対応可能範囲 】
・製作巾: 巾3ミリ〜巾1200ミリまで対応可能です。
・織糸: 色数は最大12色まで対応可能です。
・その他: ワッペンや特殊形状などの製作もお任せ下さい。

 
 
 

超高密度織(プレミアム) おすすめ

当社が最も得意とする織り方になり、通常の織ネーム(平地、朱子地)では表現しにくい「色」や「細かい柄」を要するデザインやロゴ製作を最大限まで可能にした織り方です。
当社では「独自の技術」と「特殊経糸」により、より細かい表現が可能です。
「織物では表現できないだろう」と諦められていたお客様、拘りのデザインを出来るだけ綺麗に再現されたいといったお客様は、是非、当社へご相談下さい。
期待を裏切らない再現性をお約束させて頂きます!

高密度織(スタンダード) おすすめ

通常の織密度では表現しにくい細かい表現も、弊社のスタンダード「高密度織」であれば繊細に表現が可能です。
糸の種類も豊富で、織り方も様々な織り方に対応が出来る為、織組織と組み合わせて、多種多様な表現が可能になります。
ベースをサテンで表現したいけど文字やロゴは綺麗に細かく表現したい!といったご要望にも対応可能となります。
やりたい事を一度ご相談頂ければ、お客様にとって最適な織り方をお勧めさせていただきます。

通常密度(クラシック)

通常密度と呼ばれる昔ながらの織ネームになります。
昔ながらの「平織」や「朱子織」等少しざっくりした表現をご希望の場合はこちらの織り方で表現をします。
使用する糸が太くなる為、細かい文字やロゴを表現したい場合には不向きですが、逆にレトロな質感を表現したい場合や、綿糸等を使用した織ネームの風合いを出したい場合にはおすすめの織り方です。
デザインに合わせて様々なご提案をさせて頂きます。

スーパーファインネーム

織技術の「細かな表現」や「鮮明さ」を追求し、生まれた極上の織ネーム、「スーパーファイン」です。
「長年の技術の蓄積」と「現代の織機の進化」で可能となった、当社独自の織技法です。
どこにも引けをとらない、品質と仕上がりにより、自信をもってお客様へご提供いたします。
プレミアムより更に上を行く、スーパーファインネーム。
クオリティの高さを求めるお客様は、是非、一度ご相談下さい。

QRコードネーム

当社は、日本で初めて織物でQRコードの表現を可能にしました。
( 特許も取得済。取得番号:5038915号 )
QRコードは様々な情報を保存することが可能です。
その為、織ネームやピスネームにQRコードを織り込み、お客様を御社サイトへ誘導したり、品番を記憶させ在庫管理に利用したりと、アイデア次第でご利用方法は広がるツールと言えます。
現代は、様々な情報をデータ管理し効率化する時代です。
近年ではユニフォームの個体管理として、洗濯表示や、製品の取り扱いサイトへ誘導する等使い方は様々です。
更に織物の特徴として、洗っても消えない弊社のQRコード織ネームが様々な場所で活用されております。
情報社会の今、QRをどの様に活用するか悩んだら一度弊社にご相談ください。

ナンバリングネーム(連番)

ナンバリングネームとは、連続する文字や数字を織り込むことのできる可変タイプの織ネーム製作技術です。
例えば、数字、ひらがな、カタカナなど、様々な文字を組み合わせ製作することで、「シリアルナンバー入りの織ネーム」「社名と個人名を組合わせた織ネーム」「製造工場と製造日入りの織ネーム」などの製作に利用できます。
また、バーコードのナンバリングにも対応可能です。
桁数にも制限なく、バーコードの種類は「ITF、Code128、Code39、NW-7」に対応。
(チェックデジット機能も追加可能です)
2次元バーコードでは「QRコードとデータマトリックス」に対応いたします。
織物の為、色落ちや洗濯堅牢度も高く100回程度の洗濯ではビクともしないのが織物のバーコードネームです。
バーコードを使ってやりたい事をまずは一度ご相談ください。

消臭織ネーム

消臭織ネームとは、消臭機能を持つ当社オリジナル糸「M-Clear」を使用し製作した織ネームです。
匂いの元となる、アンモニアや酢酸などの消臭に、大変効果を発揮します。織ネーム程度のサイズでも、バッグ内部に織り込むことで、消臭効果が期待できます。
当社の「M-Clear」オリジナル糸を使った製品作りは、お気軽にご相談ください。

リサイクル糸100%織ネーム

リサイクル糸による織ネーム製作では、使用済みペットボトルから生まれた「ペットボトル再生繊維」を使用します。
当社では経糸(タテイト)、緯糸(ヨコイト)、共にペットボトル再生繊維を使用した、リサイクル糸100%の織ネームの製作が可能です。
カラーも約158色の先染め糸をご用意しておりますので、豊富なバリエーションの中からお選びいただけます。

PlaX™

「PlaX™」のロゴと、植物由来ラベル「PLANTS LABELS」のタグ見本を並べた紹介

Bioworks社のテクノロジーが生み出した植物由来の次世代合成繊維PlaX™(プラックス)を使用した織ネームサンプルです。
PlaX™はサトウキビを原料とするポリ乳酸(PLA)の研究・開発を行うBioworks社の分子構成技術と植物由来の添加剤によって従来のポリ乳酸の品質と機能を大幅にアップデートすることで生まれた新素材です。

レピア織とシャトル織の違い

松川レピヤンには、2種類の織機があります。社名の由来になった「レピア織機」と、昔ながらの風合いを生かせる「シャトル織機」です。レピア織は、広い巾(はば)の織物を速く織れて、使える色も多いのが特長です。シャトル織は細い巾に向き、ネームの端(耳)まで一緒に織り上げられます。デザインに合わせて、どちらで織るかをご提案します。

レピア織 シャトル織
特徴 広い巾の織物を織れます。使える色が多く、さまざまな表現ができます。主にアウター(上着など)の商品に使われることが多い織り方です。 比較的細い巾で、昔ながらの織物の風合いを生かせます。端(耳)まで織り上げるため肌当たりがやわらかくなりやすく、主にインナー(肌着など)の商品に使われることが多い織り方です。
織巾(織物の幅)の目安 約9.5mm〜約1,200mm 約3mm〜約60mm
織るしくみ 「レピア」と呼ばれる槍のような棒が、左右から緯糸(よこいと)を運びます。レピア織の図。槍のような棒(レピア)が緯糸を運び、緯糸が1本ずつ端から端まで通っている 緯糸を運ぶ「杼(ひ)」という道具が、左右に往復して織ります。シャトル織の図。杼(ひ)が緯糸を運び、1本の緯糸が両端で折り返しながら往復している
織機の回転数の目安
1分間に約300〜600回高速で
織ることが
できます
1分間に約80〜100回
緯糸の色数 最大8〜12色
(織機によって異なります)
最大4色
耳(ネームの両端)の仕上げ ヒートカット:熱で溶かして切る
ウルトラソニック:超音波でやわらかく切る
オーバーロック:切ったあと、端を糸でかがってやわらかく仕上げる
巻耳(まきみみ)・袋耳(ふくろみみ):柄と一緒に端も織り上げる
使える糸 ポリエステル・ナイロン
ポリエステルのほか、
天然繊維なども使えます
綿や麻、
レーヨンも
使えます

※織巾・回転数・色数は目安です。デザインや仕様によって異なり、範囲内のすべての巾に対応できるわけではありません。回転数は、1分間に緯糸を通す回数の目安です。

見分け方は、ネームの裏側

同じデザインでも、裏側を見ると、どちらで織ったかが分かります。レピア織は、文字や柄の色の緯糸が、端から端まで渡っています。レピアが毎回、緯糸を端から端まで運ぶためです。シャトル織は、文字や柄の色の緯糸が、その部分にだけ使われています。杼が往復しながら、必要な所にだけ糸を通すためです。

レピア織の織ネームを裏側から見た写真。黒い緯糸が端から端まで渡っている
レピア織緯糸が端から端まで渡っています
シャトル織の織ネームを裏側から見た写真。黒い緯糸が文字とマークの部分にだけ使われている
シャトル織緯糸が文字の部分だけに使われています

ご注文の目安(何枚から・納期・サンプル)

織ネームは、50枚・100枚といった少ない枚数(小ロット)から、個人の方のご依頼でも作れます。価格はデザインや枚数、加工の方法で変わるため、内容をうかがってからお見積りします(お見積りは無料です)。

最低ロット(何枚から作れるか) 最低ロットはありません。50枚・100枚からでも作れます(5,000枚未満は、別途手数料がかかります)。
個人のご依頼 受け付けています。織り方が分からなくても大丈夫です。デザインに合う織り方を、当社からご提案します。
納期の目安(校了後) 1,000枚まで:約2〜3週間
1,000枚を超え5,000枚まで:約1か月
5,000枚を超える場合:ご相談ください
※校了=デザインと仕様の最終確認が済んだ時点。初めてのお取引は、ご入金の確認後から数えます。繁忙期は、時間がかかる場合があります。
サンプル 本製作の前に作ることをおすすめしています。色や文字の仕上がりを、実物で確かめられます。製作費は10,000円から、期間は約10日〜2週間です。
型(織物の設計図) 初めてのデザインは、型を作る費用(型代)がかかります。色が多いほど、細かい表現(高密度織)ほど高くなります。型は5年間保管し、その間の同じ商品の追加注文には型代がかかりません。追加注文があると、そこからさらに5年間保管します。
作れる範囲 巾:約3mm〜約1,200mm(織り方によって異なります。上の「レピア織とシャトル織の違い」をご覧ください)
色:レピア織は最大8〜12色、シャトル織は最大4色
糸の色:約500色からお選びいただけます
デザインの入稿 Adobe Illustrator 形式で、実寸で作ってお送りください。Illustrator での作成が難しい方や、手書きのデザインもご相談ください(データにする費用が別にかかります)。

くわしくは「よくある質問」と「ご依頼について」のページをご覧ください。

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