休暇村越前三国さまに、【越前織和室】が誕生!
福井から新たなアートを
この度、福井県坂井市三国町にあります休暇村越前三国さまに、【越前織和室】が誕生!
福井の伝統、「越前織」と富山の技、「ORII BLUE」の融合が生んだ、前代未聞のコラボレーションです。
「ORII BLUEとは?」
400年の伝統に培われ、高度な鋳造技術が集積する町、富山県高岡。
モメンタムファクトリー・オリイは、昭和25年に折井着色所として創業以来、当地の伝統技術を受け継ぎ、仏像、梵鐘、茶道具や美術工芸品に至るまで、さまざまな鋳造品の着色を手がけています。
鋳造品でしか表現できなかった伝統着色技法を発展させ、1mm以下の薄い銅板への発色を成功させた、モメンタムファクトリー・オリイの象徴的な作品が「ORII BLUE」です。
https://www.mf-orii.co.jp/
今回のコラボレーションでは、美しい「斑紋ガス青銅色」に着色された銅板を、越前織で表現。そして、今回も、CRAFTWORK CENTER 出水建大様に、越前織和室のディレクションをしていただきました。(建大様は、本社のディレクションも担当してくださっています)
お部屋に入ると、日本海にも負けない鮮やかな色の越前織ファブリックボードがお出迎え。約15,000本の糸を使用して織り上げられた美しい越前織生地です。元々はプリントで表現し、様々なアイテムを生み出していた「ORII FABRICS」様。弊社の写真織の技術をご覧いただき、「織物でORII BLUEを表現できないか?」とご相談いただいたのがきっかけです。試作のときは、キッカケにもなった「写真織」で制作。しかし、なんだか物足りないような…そこで、あえて生地の密度をさげ、ざっくり織り上げる方法をとることに。そうすことにより、デザインがいき、より立体的に、織物感のしっかりした生地が誕生しました。
ちなみに、こちらの壁掛けファブリックボードの真ん中は、生地の裏面となっております。裏面の色の出かたが、銅が錆びたような風合いを醸し出していてとても素敵だったので急遽こちらを表に。
ファブリックボードのほかにも、越前織を使用したランプシェードも注目です。内側をのぞくと、キラキラ輝く金糸たち。煌びやかで、それでいて優しい、とってもあたたかいランプです。金糸の量が多いと、織機の経糸が切れてしまい、織ることが難しいのですが、織・型技術と、マシンオペレーターのおかげで完成した逸品です。
こちらは、弊社にも展示されております。ぜひご覧ください。
休暇村越前三国 越前織和室は、「ORII BLUE」と越前織の深い美しさが混ざり合い、訪れるすべての方に、伝統と革新の調和を体験していただける空間です。ぜひ、福井の技術とおもてなしの精神が息づく至福のひとときをお楽しみください。
今後も、松川レピヤンは、おもしろい・かっこいい・美しいを追求したモノヅクリに挑戦します!