●インタビュアー
林 李子（ももりん）
三吉 泉（いずみん）
- 三吉泉（以下いずみん）
- 普段のお仕事内容を教えてください！
石井沙良（以下さらさん）- 織りあがった織ネームに糸が抜けていたり、汚れが付着していないかを１枚１枚チェックする、検品というお仕事をしています。検品しおわったものを機械で巻いてそれをカットの方にお渡しして完了です。
林李子（以下ももりん）- １枚１枚の織ネームをチェックするスピードが皆さんびっくりするほど早いですよね！
チェックする際のコツはありますか？
さらさん- 私は検品の部門にきて３年目なので先輩方に比べるとまだまだなのですが１枚をみるのではなく、一気に何枚かを比較しながらチェックするようにしています。その方が異状に気づきやすいですね。納期に間に合うようにスピード感も大切やけど、品質は落とさないように、何よりも丁寧に、ということを心がけています。
- いずみん
- スピード感と品質、どちらも大切にされているんですね。
もともと手芸などの手を動かすことがお好きだったんですか？
- さらさん
- 縫製を学べる高校に通っていたので、興味はありました。もくもくと何かを作ることが好きで、ミシンもよくふんでいましたね。
- ももりん
- 私はミシンが全く使えないので本当に尊敬します！
高校の時に作ったもので何か印象的な制作物はありますか？
- さらさん
- 卒業制作で制作したドレスは記憶に残っていますね。サテン生地をつかってリボンもつけて…夏休み返上で制作している同級生もいてとても刺激になりました。
- ももりん
- 「つくる」ことへの愛を感じます！
最後に最近はまっていることを教えてください。
- さらさん
- 去年から月に一回、友人と一緒に通っているパン教室です。少人数で質問しやすい雰囲気なのもよくって…。パンを丸める工程が意外に難しくて、先生はとっても簡単そうにやるけど自分はなかなか（笑）まるめるっていうよりはこすりつける、みたいな感じですね。それでもだんだん最初よりは上手くなってきている気がして嬉しいです。
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林 李子（ももりん）
｜ 広島県 叡啓大学２年生お仕事をされているときの織ネームを見つめる視線がとても印象的な検品部門。作業をとても丁寧に行っている姿にこころ惹かれてインタビューをさせていただくことを決めました。すこし内向的だという風にお聞きしていたので、緊張させないような雰囲気づくりに努めましたが、終始ゆっくりと自分のペースで言葉を紡ぐさらさんの姿にインタビュアーとしての醍醐味を見出すことができたような気がします。パン作りだけでなく邦画を見ることも趣味のひとつで、感動的なシーンではマスクがしぼれるくらい泣いてしまう、という意外な一面も垣間見ることができました。
