第三工場で新紋の製造を担当しています。新紋とは、今までに織ったことのない新しいデザインの織ネームのことです。既に織ったことがあるものは「前紋」と言います。織った実績がない分、1から調整していくのが難しいです。どんなふうに仕上がるのか、探りながら織っていかなければならないので、常に集中して織物に向き合うことが求められる仕事です。

他の部署との連携を大切にしています。特にデザインチームとは、密接に関わっていますね。文字の輪郭など、お客様のご要望を忠実に再現するためには、細かな微調整が必要です。デザイン上ではキレイにできているけど、織機で織ってみると仕上がりが変わってしまうこともよくあります。きれいに織るために、１つの織ネームに対して何回も繰り返し連絡をとっています。二人三脚という感じですね。

そうですね！セレクトショップなどに行って、自分たちが織った織ネームが付いた服が並んでいるとよっしゃ！って思いますね。ネームはいわばブランドの顔ともいうべきものです。自分たちが作ったものが、そのブランドの魅力を引き出して、みんなの憧れの的になっているのが嬉しいですね。先日も、札幌のセレクトショップでうちの織ネームが使われていました。これ福井産の織ネームやでー！って思わず叫びたくなりましたね笑

ちょっとマイナーですが、ハンカチ集めにハマっています（笑）　家に９０枚くらいコレクションがあって、その日の気分によって違うやつを使っています。お気に入りのやつはあんまり汚したくないので、予備として持っているだけみたいなやつもありますね。まぁ、あくまでも最終手段として（笑）